作品のデータ
Title | 熱帯夜 |
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Artist | RIP SLYME |
Release | 2007/07/25 |
Label | WARNER MUSIC JAPAN / WPCL-10418 |
Link | Amazonで確認 |
レビュー
『熱帯夜』は、RIP SLYME(リップスライム)が2007年にリリースしたシングル作品。タイトル曲の「熱帯夜」は、真夏の夜の浮遊感や高揚感を見事に音に落とし込んだ、2000年代後半のリップスライムを象徴する楽曲のひとつ。
ボサノヴァをサンプリングしたトラックに、夏の夜の妖しい雰囲気とリップスライムの持つポップな遊び心をミックスしたサマー・チューン。サンプリングネタは、ブラジルの歌手、Clara Nunes(クララ・ヌネス)が1971年にリリースしたアルバム『Clara Nunes』に収録された楽曲「Sabiá」。
思わず身体が揺れるような心地よいビートとメロウなサウンドが特徴で、タイトルの「熱帯夜」という言葉が持つ、寝苦しさや蒸し暑さといったネガティブな側面よりも、むしろ夜がもつ開放感や刹那的な楽しさを前面に押し出していて、キャッチーでポップな側面を強調した作品。
PVではメンバーが夏の夜の街を彷徨う様子がコミカルに描かれ、楽曲の世界観をさらに引き立てていてGood。
クララ・ヌネスが歌う「Sabiá」という楽曲は2種類あるようだが、サンプリング元はこちらの方。
RIP SLYME(リップスライム)は、2025年4月から、約1年間の期間限定で、五人体制での活動を再開。熱帯夜が続く8月、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」にリップスライムが初登場!一発撮りで「熱帯夜」をパフォーマンス。
2014年にYouTubeに投稿され、「熱帯夜」のMVのパロディとして有名になった「RIPSLYME 熱帯夜 高校生」という動画も、公開から11年以上経った2025年8月に、そのリメイクにあたる動画「RIPSLYME 熱帯夜 社会人」がYouTubeに投稿された。同じ学校で撮ったらしいけど、校舎がめっちゃ綺麗になってる!
2014年「RIPSLYME 熱帯夜 高校生」
2025年「RIPSLYME 熱帯夜 社会人」
収録曲
- 熱帯夜
- Words and Music by Luis Gonzaga, David Nasser Zedantes & Rip Slyme
- Sound produced by DJ FUMIYA
- Scratch by DJ SOMA
- Chorus by Chii
- Rhodes by Hajime Kawauchi
- UNPLUGGED
- Words by RYO-Z, ILMARI, RES and SU
- Composed and Sound producedby ILMARI and Hirotaka Mori
- Guitar, Keyboard, Bass Hirotaka Mori
- Drum by Yu-ki Nakamura
- Violin by Yu sugino and Mika Naramura
- One (CHRISTMAS CLASSIC version)
- Words by RYO-Z, ILMARI, RES and SU
- Composed by PES
- Sound produced by DJ FUMIYA
- Scratch by DJ FUMIYA
- Acoustic Guitar by Kaoru Kato
- Bass by Mitsuru Nasuno