作品のデータ
| 紹介曲 | 人間交差点~風の街~ (ALBUM VERSION) |
|---|---|
| 収録アルバム | GO ACROSS THA GAMI RIVER |
| アーティスト | SD JUNKSTA |
| 収録アルバム発売日収録アルバム 発売日 | 2009/08/05 |
| レーベル | YUKICHI RECORDS / YRC‑011 |
レビュー
神奈川県相模原市で結成されたSD JUNKSTAの代表曲のひとつ、「人間交差点~風の街~ (ALBUM VERSION)」。2009年8月にYUKICHI RECORDSから発売された1stアルバム『GO ACROSS THA GAMI RIVER』の18曲目に収められている。
OJIBAH、NORIKIYO、WAXがヴァースを1つずつ担当し、フックはおなじみのBRON-K。3人がそれぞれの思い出を語りながら、仲間とのつながりという共通のテーマにたどり着くところが、この曲のいちばんの魅力になっている。
冒頭のOJIBAHは、久しぶりに幼なじみと街を歩く場面から、荒れていた頃の自分と今を対比する。大切な人が待つ場所のありがたさを語るラップには、団地の入り口という具体的な描写が、生活に根ざしたリアリティを与えている。
続くNORIKIYOが振り返るのは、仲間とふざけながらデモを録った日々や、落書きをした壁の記憶。成功を誇るより、何も持っていなかった頃の自分たちを見つめる姿勢に、ヒップホップを始めた頃の純粋な熱を感じる。最後のヴァースを担うWAXは、人はそれぞれ孤独だという思いから、出会いや仲間への感謝へと話を広げていく。その温かさが、曲の終盤を包んでいる。
BRON-Kのフックには、風の吹く街や夕陽、枝分かれする道が描かれる。低く渋い声で繰り返されるフックが、それぞれの記憶を一つの物語にまとめているように響く。交差点は、出会う場所であり、別の方向へ進む場所でもある。地名を並べるよりも、仲間と積み重ねた記憶から相模原の街を浮かび上がらせる、タイトルにふさわしい1曲。
BACHLOGICによる哀愁漂うトラックも、過去を振り返るリリックと見事に噛み合っている。派手に主張するより、MCたちの言葉を引き立てるように響く。アルバムの中でも、突出してカッコいい。
ZAKAIで『GO ACROSS THA GAMI RIVER』の予約特典として配布されたCD-Rに、「人間交差点 Original Ver」が収録されていたらしいが・・・このオリジナル版は聴いたことがない。
収録曲
アルバム『GO ACROSS THA GAMI RIVER』 全21曲中 ≫ 18曲目
- SD JUNKSTA / 人間交差点~風の街~ (ALBUM VERSION)
- OJIBAH NORIKIYO WAX BRON-K
- 作曲 Bach Logic