作品のデータ
Title | Players' Player feat. KREVA |
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Artist | OZROSAURUS |
Release | 2023/07/05 |
Label | All My Homies |
Link | Amazonで確認 / 配信リンク |
レビュー
MACCHOとKREVA。共に、ラッパー達にとってはまだまだ不遇の時代だった90年代中頃にキャリアをスタートさせ、1996年のさんピンCAMP以降、にわかに盛り上がりを見せた90年代後半の日本語ラップのシーンの中で頭角を現した二人。その頃から二十数年以上、スタイルや方向性の違いからか公には交わることがなかった二人の共演がついに実現!
これだけ長い間共演がなかった一番の原因は、2006年に始まった、マッチョとクレバのビーフ。オジロザウルスの3rdアルバム『Rhyme&Blues』収録の「Disrespect 4 U feat. ZEEBRA」で、マッチョがクレバに向けたディスを放ったのが始まり。その後お互いにアンサーを繰り返し、和解もないまま終わったと思われていたが・・・。
このクレバへのインタビュー動画を見ると、クレバはアンサーを返していないどころか、数年間はディスられていたこと自体を認識していなかったという衝撃の事実が判明!マッチョとクレバの共演が実現したのと同じくらいのインパクトですね。
なんの前触れもなく突如発表された動画では、感動的な和解の演出があるわけでもなく、シンプルなトラックの上でマッチョとクレバが磨き続けてきた最高のスキルとスキルをバチバチにぶつけ合う。変態的なフローで攻めるマッチョに対して、卓越したライミングで魅せるクレバ。高速で畳みかけるように言葉を詰め込んで始まるクレバのバースは、分かりやすく本気を感じられて思わずニヤリとしてしまう。
2023年12月に公開された横浜アリーナでのライブ映像はMV以上にヤバい。09月に行われた、オジロザウルスのワンマンライブを収録したDVDのリリースに先駆けて公開された映像・・・、クレバのバースでマッチョが所々被せてライムしてる!しかもマッチョがなんか楽しそう!クレバが引用しているオジロの「VILI VILI」からの一節、電気ビリビリ
にマッチョが被せて歌ってる場面!コレはファンじゃなくても「おおっ」て声が出ちゃうでしょう!歌い終わって握手と抱擁を交わした後の花道を歩く二人の幸せそうな感じがたまりませんね!というかコレを見たらDVD買っちゃうでしょう!
⇒ OZROSAURUS ワンマンライブ「NOT LEGEND」at 横浜アリーナ
収録曲
- Players' Player feat. KREVA
- Words by MACCHO, KREVA
- Music by BACHLOGIC, MACCHO, KREVA
- Mixed & Mastered by Hayabusa
作品情報(外部リンク)
- 【公式】「Players’ Player feat. KREVA」のMVを公開 | OZROSAURUS Official
- 【公式】OZROSAURUS「Players' Player」にKREVAが客演参加 | Information | KREVA