作品のデータ
| 作品名 | TOKYO KIDS (feat. Zeebra & 般若) [Remix] |
|---|---|
| アーティスト | DJ TATSUKI |
| リリース日 | 2022/11/19 |
| レーベル | Not On Label |
レビュー
DJ TATSUKIが2022年11月に配信した「TOKYO KIDS (feat. Zeebra & 般若) [Remix]」。同年5月の「TOKYO KIDS (feat. IO & MonyHorse)」のリミックスで、Zeebraと般若という東京出身のヒップホップ・レジェンドを迎えた。
核になるのは、美空ひばりが1950年に発表した「東京キッド」のサンプリング。懐かしい歌声とヒップホップのビートが同居し、1950年代の東京と現代のストリート・カルチャーをつないでいる。プロデュースは、DJ TATSUKIとMET as MTHA2。軽快なビートと繰り返されるキャッチーなフックが、ストリート色の強いラップを親しみやすく聴かせる。
Zeebraは、「Grateful Days」で知られる俺は東京生まれヒップホップ育ち
の一節を再び披露する。日本語ラップを象徴する言葉が、この曲でも強いインパクトを残す。城南エリア、クラブのバーカウンター、先輩や後輩とのつきあい。具体的な場面を通して、東京のヒップホップを長く育ててきた当事者の誇りが伝わってくる。
般若が描くのは、暴走族やチーマーがいた頃の街と、その後の東京。首都高や電線だらけの空といった風景から、飾らない街の姿を浮かび上がらせる。ヴァースの終わりでは子どもたちの世代へと目を向け、ヒップホップが受け継がれていく未来を感じさせる。過去を振り返るだけで終わらないところがいい。
オリジナルと同じく、MVには映画『東京キッド』の美空ひばりの出演シーンが使われていて、映像とともに聴くとより楽しめる。Zeebraと般若に加え、オリジナルに参加したIOとMonyHorse、美空ひばりの息子である加藤和也も出演し、昭和歌謡から今のヒップホップまで、東京の音楽のつながりを映像でも見せている。特にZeebraは、衣装が様になっていてカッコいい。
収録曲
- TOKYO KIDS (feat. Zeebra & 般若) [Remix]
- Prod. MET as MTHA2